情報漏洩!?
今日はあんまり科学には関係ないことですが。
先日事務所のレーザープリンタが壊れまして、代替品をヤフオクにて調達、今日到着したので早速交換作業を行いました。当然中古で説明書も無し、まずは最新ドライバをメーカーサイトからダウンロードしてLANに接続、セットアップ。しかし万事順調と思いきや、印刷してみると用紙にシワが入ってしまいます。
ネットで検索するもドンピシャの症例は出てきません。ということは個体の不具合の可能性が高い。シワが寄るということは、機構のどこかでスリップを起こしていて、紙が均一に送られていないわけです。カバーを開けてトナーカートリッジを外し、くまなくチェックするも異常は見られません。残るは両面印刷ユニット内か、定着ユニットの内部です。
定着ユニットを上部排紙口の隙間からのぞき込むと、定着ローラの反対側のローラに紙が巻き付いている!よくエラーにならないもんだなぁ、と思いながら定着ユニットを外します(ここからは本来サービスマンの領域ですのでマネしないで下さいね!)。その細い隙間からピンセットを使って、紙の端を摘んでローラーを回し、均一に引き上げる。これを数回繰り返して排出口から紙の端が出てくればしめたもの、あとは慎重にローラを回しつつ紙が破れないように引き出します。一枚引き出してホッとしたのも束の間、なんともう一枚貼り付いている・・・同様に引き出します。
本来ならここでやれやれお疲れさま、で終わりなんですが、本題はこの内部に巻き付いていた紙なんです。何と某政府系施設でプリントしようとした資料ではありませんか!しかもメールをプリントアウトしようとしたらしく、送り先やCCには数名のメールアドレスが・・・。うーん、なんてアナログな情報漏洩なんでしょう(苦笑)。
このプリンタ、リサイクル専門業者さんから落札したものなんですが、延べ印刷枚数63,000枚、トナー残量約80%と、レーザープリンタの耐久性から見れば使い始めも同然のもの。なんたって現行販売機種です。それを恐らくはタダ同然で売り払うわ、内部に個人情報を残すわで、ちょっと呆れかえっちゃいました。ホントにお役所は無駄遣い、かつ危機意識が希薄だなぁ、と感じ入った次第。おっと、もちろんその紙はシュレッダーにかけて廃棄しましたよ。
というわけで自分は得したのに、ちょっと複雑な気分になった一日でした。