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カガクノトビラ カットビ!Blog

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2006年06月29日

NTTインターコミュニケーションセンター

昨日(あ、もう一昨日か)久々のストリーミング番組取材で、東京は初台のオペラシティにあるNTTインターコミュニケーションセンター(以下NTTICC)にお邪魔してきました。

 http://www.ntticc.or.jp/

詳しいことはWEBサイトを見ていただきたいのですが、さりとて展示内容のメディアアートなるもの、実際に体験していただかなくてはその本質に触れることは出来ません。実は私、6/6のリニューアルオープンに先んじて行われた内覧会にもお呼ばれして一通り見てきたのですが、学芸員さんに連れられてただ解説だけを足早に聞いて回っただけだったので、イマイチその良さがわからなかったんです。しかし今回の取材ではじっくり見て回れて、かなり面白かったんですね。レポートの土屋嬢もディレクターのちゃりさんも、この手の施設では今まで取材した中で一、二を争う面白さかも!とお墨付き。

こういった施設こそサイエンスウォーカーとかで採り上げて欲しいもんですね。ICCにはお洒落なカフェなども併設されていますし、科学館にありがちな子供っぽさは微塵もなし、さらに入場無料で学生さんにも優しいと来たもんだ!ICCとコンサートの合わせ技なんて、デートにはめっちゃ効きそうですよ〜。

ICCの入っているオペラシティはコンサートホールやアートギャラリーを備え、またお隣には新国立劇場も。さらに今年はオペラシティ10周年ということで、いろいろ催し物も盛りだくさん!特に夏休み期間中は面白そうですよ。

 http://www.tokyooperacity.co.jp/

というわけで今カットビ!一押しの穴場です。近々ストリーミング番組の方にレポートをアップいたしますので、知的好奇心をくすぐるデート・また美術館めぐりなどをお考えの方、ぜひ行き先候補に加えてみてはいかがでしょうか?

2006年06月26日

聞こえますか〜?

さて私たちは商売柄、音楽やらナレーションやら効果音やらと色々な音を扱う機会も多いわけです。しかし悲しいかな人間である以上、老化による感覚の劣化というものは避けようがありません。私なんぞはそんな劣化の真っ只中だったりするんですけどね(涙)。一番自覚症状があるのは視覚の劣化、老眼ですが、意外にも聴覚の劣化は気付きにくいものです。特に20代後半にもなると高音が聞こえづらくなっている、ってご存じでしたか?そこでこんな記事。

 授業中でもケータイOK!? 大人になったら聞こえない着信音!!

記事中に紹介してあるmp3ファイルですが、17kHz以上という超高域のため、PC付属のスピーカーなどでは充分に再生できない可能性がありますので、ヘッドホンで試されると良いでしょう。その際くれぐれも音量にはご注意を!始めは充分音量を絞り、再生が始まったら徐々に上げて聞くようにして下さいね。

私はそこそこの業務用モニタースピーカーを使ったのですが、最初のファイルは全然聞き取れませんでした。ヘッドホンでもダメ、オッサン認定です(泣)。2番目のファイルはスピーカーでも頭が痛くなりそうな音がかなり来ます!あー良かった(笑)。まあ年齢的には良い線いってるのかな〜?

最近はiPodなどの流行で、ヘッドホンで音量を上げすぎて難聴になるケースが外国では問題になっているとか。音楽は楽しいものですが、耳を壊しては何にもなりませんね。歳を取っても良い音楽を聴くために、もう少し耳をいたわりましょう!さて、あなたはこんな着信音が鳴ったら、気づけますか?

2006年06月23日

加賀谷玲さん2ndアルバム発表

普通ならW杯ブラジル戦のことを書くところでしょうが、まぁそちらは専門の方々にお任せするとして、カットビ!としてはこちらを見逃すことは出来ません!

そう、タイトルにあるように、加賀谷玲さんの2ndアルバム「Planetary Feelings」が発表になりました。詳細と一部試聴はKAGAYAさんの公式HPにある製品案内の中で、またアストロアーツオンラインショップのKAGAYAコレクションの中でも試聴が出来ます。個人的には「Staring at the New World」が大ツボの予感!

オンラインショップでは6/27以降発送とありますので、もしかしたら7/1のサンシャインミニライブで入手できるかもしれませんね。こちらのライブもステキな告知ページが出来上がっていました。来場可能な方はぜひお運び下さいませ。

というわけでカットビ!ブログでは今後もKAGAYAさんと加賀谷玲さん、そして「銀河鉄道の夜」周辺の情報を出来る限り採り上げてまいりますので、みなさんの情報提供もお待ちしておりますよ〜。

追記:
そうそう、ご好評いただいているKAGAYAさんサイン本+玲さんサイン入りCDと満天ペアご招待券のプレゼント企画もあと一週間ちょっとです。ご応募がまだな方はお早めにどうぞ!「ようこそ、星の劇場へ〜ドームに描くのは、幼き頃からの夢」を読み進めていただきますと応募ページになります。よろしくです!

2006年06月19日

加賀谷玲さんミニライブ情報など

「銀河鉄道の夜」インタビュー記事、多数のアクセスいただきまして、スタッフ一同とても嬉しく思っています!今回この記事をキッカケに初めて当サイトにご訪問された方も多いようですので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

さて、インタビューの話にもちょこっと出てきましたが、来る7/1(土)にサンシャインシティ噴水広場にて加賀谷玲さんのミニライブが行われます。詳しい情報はコチラ。

 “満天”七夕スペシャルウィークイベント

玲さんはとても気さくな方でして、取材時や完成試写会では合間を縫っていろいろお話しさせていただきました。当サイトの「ウチプラ星空解説」2作もお聴きいただきまして、とても興味を持っていただけました。もしかしたらカットビ!と玲さんのコラボレーションが出来るかも???今後引き続きお話を進めさせていただく予定ですので、また進展がありましたらこちらで報告させていただきます。玲さんファンならずとも要チェックですぞ〜。

写真は完成試写会にて、玲さんと土屋亜有子嬢の2shot。


2006年06月17日

「銀河鉄道の夜」レポート&インタビュー

「ようこそ、星の劇場へ」第二回、『ドームのキャンバスに描くのは、幼き頃の夢』をようやくアップすることが出来ました。

今回は天文ファンにとってはスゴイ!なんと天文アートの巨匠KAGAYAさん制作によるプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」制作者インタビューという豪華さです!メンバーはもちろんKAGAYAさん、そして音楽を担当された加賀谷玲さん“満天”番組統括の北畠さん。要約した部分もありますが、1時間の取材内容をほぼ丸々収録しました。ボリュームたっぷりでお届けしますので、ぜひお読み下さい!

番組の方はというと、全天周3D映像を駆使することにより、あのKAGAYAさんの美麗なCGによる宮澤賢治の幻想世界で、まさに自分が銀河鉄道に乗っている感覚が味わえるというもの。調整中のテストラン、完成試写と見させていただきましたが(役得!)、KAGAYAファンなら気絶するかもしれませんヨ(笑)。私も最初に見たときは鳥肌が立ちましたもの。この夏は“満天”にて先行上映とのことですが、秋以降には全国で配給が行われるようですので、“満天”に来られない方も期待しましょうね。

そして最後の目玉が豪華プレゼント!KAGAYAさんサイン入り原作本(もちろん挿し絵はKAGAYAさんのもの)と加賀谷玲さんサイン入りCD「Crystal Moment」をセットで5名様、そして“満天”ペア招待券を5枚と、まあどうなっちゃったのよっ!てなくらいの勢い。お三方にはただただ感謝あるのみです。というわけでみなさまふるってご応募下さいね!お待ちしてま〜す。

2006年06月13日

星空ミュージックアワー「美ら星に想いを」

今日は用事があり、町田まで行って来ました。

町田といえば東急まちだスターホールさん。こちらでは投影時間によってターゲット層を変えた番組をかけているのですが、今日行った目的の一つがこの中の大人向け番組、星空ミュージックアワーを見ることでした。現在の番組は「美ら星に想いを〜沖縄アーチスト特集〜」です。

番組は全周スライドによる沖縄の夕空から始まり、日没から星空解説へ。その後も美しい風景のスライドをはさみつつ、音楽と星にタップリと浸れる趣向になっています。ミュージックアワーというと音楽ばかりの印象がありますが、解説のボリュームも充分あり、スライドも効果的に使われ、50分間という長目の投影時間も飽きずに過ごすことが出来ました。

特に良かったのが、やはり星をふんだんに見せていただいたこと。テーマが沖縄(+この時期)なので南十字も投影され、そのまま経緯変化で大小マゼラン雲から逆立ちした秋冬の星座たちまで現れる大サービス。また別のタイミングでは日周運動で春の星空から秋の星空までタップリと見ることが出来ます。プラネタリウムでは案外とその季節の星空しか見られないことも多く、星好きには物足りないと感じることも多いようですが、この番組では存分に星空を楽しむことが出来ますヨ。

今回の解説員は「ようこそ、星の劇場へ」第一回でお世話になった永田美絵さん。その癒しボイスと手練の解説運びはまさに“百練自得の極み”((C)テニプリ)!番組終了後ご挨拶したのですが、私のデカイ図体ではいたことがバレバレだったようで(笑)。お話を伺うと、この番組は永田さんが制作に関わられたとのこと。なるほど、その出来映えにも納得です。

というわけで星空に存分に浸りたい方には特にオススメのこの番組、9月3日まで上映とのことなので、ぜひ足をお運び下さい。なお七夕特別プログラムや夏休み編成などで投影開始時間が変わるようですので、事前にホームページや電話などで確認して下さいね。

2006年06月11日

七夕デートのチャンスが4回?!

関東地方も梅雨に入りました。
6月6日に雨ザーザー降ってきて♪なんて歌もありますし、6月は雨の季節なイメージが強いですね。
ところで、星空の行事で有名な七夕。7月7日は梅雨が明けるかあけないかの時期、しかも主役の織姫星や彦星も天高く昇っているという時期ではありません。
実は、もともと旧暦でやっていたモノなのに西暦を採用したときに日付だけで、今の暦の7月7日にしてしまったからなんだとか。有名な仙台の七夕は月遅れの8月7日。旧暦の7月7日でやる地方もあるようです。
と言うことは、西暦7月7日、旧暦7月7日、月遅れ8月7日と3回も七夕が出来るということじゃないですか!おまけに今年は旧暦では閏7月があるそうで、もしこの7日も七夕ってことにしてしまうと・・・。そう今年は七夕が4回!今年はラッキーってことでしょうか。
ちなみに旧暦7日7日(西暦7月31日)旧暦閏7月7日(西暦8月30日)です!
さあ、1回多い?チャンスを生かして地上の織姫&彦星、素敵なデートをしましょう!

5秒ルールを科学的に検証?

ああ、テープ起こしはしんどいよ・・・というわけで現実逃避に小ネタを一つ。

 『"5秒ルール"は正しいことが科学的に検証される』
 (出自:ブログ「空を見上げて犬は今日も歩く」さん)

わはは、真面目なのやらふざけているのやら。イリノイ大学、恐るべし!

しかし最近やたらと目に付くのが脅迫系CM。とにかくバイ菌うじゃうじゃだの、ゴキブリぞろぞろだの、ダニがわらわらだの、目を覆いたくなるような映像をお茶の間にたれ流す。これは本当にやめていただきたい!食事中だろうが何だろうがお構いなしなんですから、酷いもんです。精神的ダメージを被る人も少なからずいらっしゃるでしょうから、暴行罪と言っても良いのでは?などと真剣に考えちゃいますよ!

同じ“備えあれば憂い無し”系のCMでも、損害保険などは事故の表現でもコミカルに仕立てているじゃありませんか。あれを生の事故現場のケガ人を映されたら引くでしょ?リアルなCGで首が飛んだりしたら嫌じゃないですか。もう非難轟々に違いありませんよ?なぜバイ菌の顕微鏡写真やゴキブリのリアルCGが許されるのか、謎です。自分は少数派なのかなぁ・・・。

とまあ例によって大脱線なわけですが(笑)、やたら嫌悪感や危機感を煽って商品を売りつけようなんて手口はやはり感心できませんな。落としたものを食べたって死にゃあしねーよ!(ただし5秒以内/笑)

2006年06月08日

「銀河鉄道の夜」関係者インタビュー

以前のエントリーにも書きましたが、KAGAYAスタジオ制作の全天周3Dによるプラネタリウム向け番組「銀河鉄道の夜」関係者のみなさまにインタビューすることが出来ました!

当日は満天にて調整の真っ只中わざわざお時間を割いていただき、KAGAYAさん、音楽の加賀谷玲さん、満天担当者のコニカミノルタ北畠さん(ストリーミング番組「カガクノトビラ」第10回参照)のお三方にインタビュー。限られた時間の中でしたが、お三方とも番組に対して非常に熱っぽく語っていただけました。この模様は14日に行われる完成プレミアム試写会のレポートと合わせて近日中にお届けいたしますので、お楽しみに!

「銀河鉄道の夜」は満天さんの夏のプラネタリウム番組として、17日より一般公開となります。この予告編がKAGAYAさんの特設サイト及び満天さんのサイトで公開中ですので、ぜひご覧になって期待に胸を膨らませて下さい!

2006年06月06日

KAKUTA花やしき公演『ムーンライトコースター』

去る6/4、プロジェクト002「ようこそ、星の劇場へ」でご紹介させていただいた劇団KAKUTAさんの最新公演『ムーンライトコースター』を拝見しに浅草まで行って来ました。そう、今回の公演の舞台は「浅草花やしき」、しかも夜間貸切で行われたのです!

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当日は幸いにして好天で(そういえば公演期間中は雨は降らず、強力な晴れ男or女がいる?)早めに浅草に到着、チラシ配りさんたちには会えなかったけど、花やしきは営業時間に満喫!自分、東京生まれの東京育ちのくせに、花やしきは何と初体験なんです。しかし遊んでいてもやっぱり気になるのは、この場所をどう舞台として使うんだろう?という点。もはや職業病ですが(汗)。

さて一旦花やしきの外に出てROXなどで時間をつぶし、開場時間ちょっと前に戻ると入場ゲートは長蛇の列!ちょちょちょ、すごい人数なんですけど・・・でもオペレーションはしっかりしていて、チケット引き替えから入場、席キープ(身代わり用通しNo.付ミニコーンを貸してくれるのです)まで非常にスムーズ。再演だけあって手慣れた客捌き、お見事でした。

さてこの公演、園内が4つのゾーンに分かれていまして、そこを6つのお芝居が巡って来るというスタイル。詳しくはKAKUTAさんのHPを見ていただきたいのですが、もう園内目一杯使いまくり。プラネタリウムマシンの周りをグルグル走るくらいで驚いている場合ではなかったんですね(笑)、なんというアクティビティでしょう!期待は高まる一方です。

入場すると場内ではすでに役者さんがパフォーマンスを始めています。道化師がはね回り、白スーツに赤いバラを持った兄ちゃんは誰かと待ち合わせ中、怪しい掃除婦、寂しそうな顔をした女子校生、失踪した父親探し中の兄妹などなど。たまに手ぬぐい売りや虫除けスプレーを勧めてくれる案内係が通っていきます。時折場内放送から流れる音楽に合わせて彼らが踊り始めたりして、全く飽きさせません。

空に上弦の月(KAKUTAさんのお天気メールに下弦とあったのはご愛敬/笑)がポッカリ浮かぶ中、いよいよ開演です。6つの物語はここ花やしきで展開していること以外は一見関連性のないお話なのですが、見進めていくうちに何となくテーマが浮かんできます。それはどのお話も「見えないもの」が主題になっているのかな、ということ。各物語のキーワードが「思い出」や「人の心」、もっと具体的に「落とし物」や「失踪者」、挙げ句の果てに「実体のない自分?」だったりするんです。

これらの話が一通り巡った後、最後にそれぞれのゾーンでの最初の物語がやってきて、無人のコースターが場内を走る場面が演じられます。つまり最後の場面は一つの物語についてしか見られないわけですよ。うーん、全部見たい!でも全部見ちゃうと再演があったときの楽しみが減るし・・・と何と観客泣かせの悩ましい構成ではありませんか(笑)。そしてその無人のコースターにそれぞれの「見えないもの」への想いが重なっていく・・・。

とにかくKAKUTAさんのお芝居には驚かされます。役者さんは良い意味でギラついておらず、とても親しみを感じられるところが桑原作品の世界観にピッタリマッチ。加えて抜群のチームワークとアクティブさで、綱渡りのような構成を何事もないようにこなしていきます。まるで失敗するなど微塵も考えてもいないかのように。いやそう感じさせないだけで、舞台裏は天地がひっくり返るような騒ぎなんでしょうけど(笑)。

そしてやっぱりこの人抜きには語れません、作・演出の桑原裕子さん。始まりはどこにでも転がっていそうなネタから、漫才もかくやというお笑いをタップリ注ぎ込み、最後に「うわっ、そう来たか!」的なひねった展開へ持っていくのがスゴク巧いです。最終的には人の琴線に触れる、ホロッとくるようなお話が多いのですが、全体を通してベタベタしたところが全くなく、あくまで爽やか。ほとんどのエンディングでは登場人物が「はにかんだ笑顔」で終わるんですね。私なんざぁもうイチコロです(笑)。

心の奥がホックリと暖まった帰り道、月は西の空に傾き、浅草寺五重塔の上には木星が、天頂にはアークトゥールスが輝いておりました。あー、幸せ。

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というわけで長々と読みづらい文章で申し訳ありませんでした。とにかく百聞は一見にしかずと申します、興味を持たれた方は、ぜひ次回のKAKUTAさんの舞台へ足をお運び下さいね♪

2006年06月02日

情報漏洩!?

今日はあんまり科学には関係ないことですが。

先日事務所のレーザープリンタが壊れまして、代替品をヤフオクにて調達、今日到着したので早速交換作業を行いました。当然中古で説明書も無し、まずは最新ドライバをメーカーサイトからダウンロードしてLANに接続、セットアップ。しかし万事順調と思いきや、印刷してみると用紙にシワが入ってしまいます。

ネットで検索するもドンピシャの症例は出てきません。ということは個体の不具合の可能性が高い。シワが寄るということは、機構のどこかでスリップを起こしていて、紙が均一に送られていないわけです。カバーを開けてトナーカートリッジを外し、くまなくチェックするも異常は見られません。残るは両面印刷ユニット内か、定着ユニットの内部です。

定着ユニットを上部排紙口の隙間からのぞき込むと、定着ローラの反対側のローラに紙が巻き付いている!よくエラーにならないもんだなぁ、と思いながら定着ユニットを外します(ここからは本来サービスマンの領域ですのでマネしないで下さいね!)。その細い隙間からピンセットを使って、紙の端を摘んでローラーを回し、均一に引き上げる。これを数回繰り返して排出口から紙の端が出てくればしめたもの、あとは慎重にローラを回しつつ紙が破れないように引き出します。一枚引き出してホッとしたのも束の間、なんともう一枚貼り付いている・・・同様に引き出します。

本来ならここでやれやれお疲れさま、で終わりなんですが、本題はこの内部に巻き付いていた紙なんです。何と某政府系施設でプリントしようとした資料ではありませんか!しかもメールをプリントアウトしようとしたらしく、送り先やCCには数名のメールアドレスが・・・。うーん、なんてアナログな情報漏洩なんでしょう(苦笑)。

このプリンタ、リサイクル専門業者さんから落札したものなんですが、延べ印刷枚数63,000枚、トナー残量約80%と、レーザープリンタの耐久性から見れば使い始めも同然のもの。なんたって現行販売機種です。それを恐らくはタダ同然で売り払うわ、内部に個人情報を残すわで、ちょっと呆れかえっちゃいました。ホントにお役所は無駄遣い、かつ危機意識が希薄だなぁ、と感じ入った次第。おっと、もちろんその紙はシュレッダーにかけて廃棄しましたよ。

というわけで自分は得したのに、ちょっと複雑な気分になった一日でした。

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