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カガクノトビラ カットビ!Blog

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2006年02月26日

プラネタリウム+朗読劇+音楽

昨日は東急まちだスターホールさんで行われた、劇団KAKUTAさんとミュージシャンのアルケミストさんのコラボによる朗読劇「満天の夜」と「ねこはしる」をカガクノトビラスタッフで取材してきました。

行くまでは「朗読かぁ、正面に椅子を置いて役者さんが黙々と読むんだろうな、寝ないように頑張らねば……」なんて考えていました。しかし会場に入ってビックリ!ちょうどコンソールくらいの大きさで人の背丈ほどに嵩上げされた舞台が三つ、ドーム内の東西と南(北はコンソール)に設置されています。さらに座席はほとんど取り外され、プラネマシンを取り囲むような形で桟敷席に。うっひゃー、ここまでやるんかい!心の中でと思わずツッコミ(笑)。

内容も単なる朗読ではなく、役者さんが3つの舞台と通路、プラネマシンの周りを話の流れに合わせて演技しながら移動しまくり、実にダイナミック。アルケミストさんの曲も非常に練り込まれた形で演題に組み込まれ、さらにプラネタリウム内の機器もちゃんと舞台装置として活用されています。特に星の見せ方については……もう感動モノです!

KAKUTAさんのお芝居とアルケミストさんの音楽に魅力があることはもちろんですが、今回はプラネタリウムという特殊な環境で実施するにあたって、スターホールさんと組まれた事がその魅力を充分に引き出すための大きな要因になったことは間違いないでしょう。見事に「プラネタリウムでなければ出来ないもの」を見させていただきました。スターホールさんから全面的な協力体制を取れなければ、おそらくは「わざわざプラネタリウムでやらなくても」と感じていたに違いありません。

私、普段はコンテンツについては非常に辛口なんです。また取材させてもらったから評価に下駄を噛ませているわけでもありません。もちろん気になった点もいくつかあります。ただ、KAKUTAさん、アルケミストさん、スターホールさんが一緒になって作り上げた「最も伝えたかったこと」はしっかりと受け取れたと感じました。この3者のコラボレーションが今後も続き、またこのようなアプローチの出来るフォロアーが各地で出てくるように願うばかりです。

合間を縫ってKAKUTA主宰の桑原さんと制作の前川さん、そしてスターホールの永田さんにインタビューさせていただき、この公演までの経緯や苦労話などを伺うことが出来ました。この模様は近々コンテンツの方でUPしますので、お楽しみに。