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第2回 全国プラネタリウム大会・名古屋2006レポート 2006.12.4 Mon. 〜 6 Wed.


 

●全国プラネタリウム大会・名古屋2006レポート(12/6、3日目)

 

 長かった(短かった?)大会もいよいよ最終日。締めくくりは新組織JPA総会関連行事です。

 

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●最終日、「新会の夢を語る」

 

 その中でも目玉なのが「新会の夢を語る時間」。現在予定されているJPAの活動紹介の後、5〜6人のグループに分かれてブレーンストーミングが行われました。各グループでは地域連携や運営上の問題点などについて活発に意見交換が行われ、これらの意見は後日まとめられて今後のJPAの活動に活かされます。

 

 そして公式大会プログラム最後となる閉会式。次年度開催の日立シビックセンター宗像ユリックスプラネタリウムからご挨拶があり、日立にて総会が2007年6月に、また宗像にて研修会が2008年2月に行われることがアナウンスされ、参加・協力が呼びかけられました。我々カガクノトビラプロジェクトでも引き続き参加、業界の発展に少しでも寄与できるようになりたいと考えております。

 

各社追込中(ステラ精密さん)
議事進行中の一コマ
我がカットビ!ブースも

 

 全員参加の公式行事はこれで終了ですが、午後は希望者を募って近隣施設へのエクスカーション(ただ見るだけではない体験型の見学会)が行われ、とよた科学体験館四日市市立博物館名古屋市美術館(ここは招待券用意のみ)などへのツアーが組まれていました。

 

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●本当の“夢”とは?

 

 駆け足ながらも3日間ともなるとレポートもかなりのボリュームになりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。最後に少し個人的な感想を書いておきたいと思います。

 

 今回の会はプラネタリウム施設運営者にとっては内容も豊富で、かなり有意義な会だったのではないかと感じました。多くのデモ投影がなされ、ベンダーからも様々なアプローチの製品やソフトが展示・提案され、運営上の問題や今後の連携についても話し合われ、と盛りだくさんでした。時間的な問題で少々忙しかった感は否めませんが、これらの発表や展示を持ち帰り吟味していけば、かなり運営にとってプラスになったことでしょう。

 

 また我々ベンダーにとっても、直接の顧客関係に当たる館の方へダイレクトにアピールできる機会はそうそうありませんから、もう開催されるだけでもありがたいチャンスと言えます。

 

 疑問点も挙げておきます。大会全体を通して、来館者に対する考察や分析、配慮についての意見や提案があまり見られなかったことは少々残念でした。業界が活性化するためには来館者の増加無くして語れませんし、そのためには実績の分析、ノウハウの蓄積、結果から施策へのフィードバックなどの努力が不可欠です。これらを体系化・共有化できれば無駄な試行錯誤が減り、結果的にコストの削減や来館者のニーズを見据えた運営が可能になるでしょう。

 

 しかしこの辺のソリューションは我々カガクノトビラプロジェクトの得意分野ですので、これからどんどん新しい提案をJPAや館に対して発信していきたいと思います。

 

 「新会の夢」、とても魅力的な言葉です。ちょっと短絡的に過ぎるかもしれませんが、それを私は「来館者の夢」と言い換えて良いと思います。来館者に「どんなものを見せるのか」以上に「どんなことを感じて欲しいのか」に議論の多くを割けるような、そんな会に発展して欲しいと願いつつ、長文レポートのまとめとしたいと思います。

 

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※レポートについてのご意見はinfo@kagaku-no-tobira.comまでお寄せ下さい。

 

 

(記・撮影:コバヤシミチオ)


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